オンライン診療は通常の診療と料金は変わる?
ソーシャルディスタンスを守るべき今、オンライン診療が大変注目を浴びています。直接病院に行かなくても、スマホやパソコンなどで受診でき便利です。そんなオンライン診療ですが、料金はどうなっているのか気になる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、オンライン診療の料金と、病院で受診した際に支払う金額との差をお話しします。
病院に直接いかずに診察を受けることができるので便利
できるだけ外出を控え、人と人との距離を取らなければいけない新しい生活様式が叫ばれている中で、利用者が増加しているのがオンライン診療です。通常の診療とは違い、わざわざ病院に足を運ぶことなく自宅で診察を受けることができるため、まさに今の生活様式にマッチした病院の形ではないでしょうか。
そのため、高齢者を中心に、なかなか病院にいくことができない人たちの間で大変便利に利用されています。病院は時間帯によっても非常に混む場合が多くあります。長時間待合室で待たなければいけない場合もあり、混んでいる場合は座ることさえできない場合もあるでしょう。
また、さまざまな病気の人が診察にくるため、他の人から感染してしまうリスクもないとはいい切れない部分もあります。そんなときオンライン診療では、事前に予約をすれば待ち時間がなくスムーズに診察を受けることができるでしょう。
また、直接病院にいかないため、他の人と接触するリスクを少しでも減らすことができます。このように直接に出向かなくても診察を受けることができるということは大変魅力的です。そこで気になるのが料金の違いです。直接病院にいくのとではどの程度違いがあるのでしょうか。
疾患によっては保険も適用されるので安心
オンライン診療と聞くと一般的な対面診療よりも料金が高くなるのではないかと思う人もいるかもしれません。しかし実は対面診療とそこまで大きな差がなく、また、症状などにもよりますが保険も適用されるので安心です。支払い方法もクレジットカードを利用しオンライン決済できるのでスムーズに支払いを済ませることができるでしょう。
また、わざわざ病院まで出向く必要がないため、交通費を削減することもできます。ただしすべての疾患に対して対応できるわけではないので注意が必要です。たとえば緊急性を要する症状の場合であったり、手術が必要な場合であったり、なかなか対面では対応できない場合もあるでしょう。
そういった場合は直接病院にいって診察を受けることをおすすめします。直接病院にいかなくて済むということは、身体的な労力を減らすこともできるため、身体が不自由な人にもおすすめです。
また、他の病気への感染のリスクを減らすことができると先に挙げましたが、その逆で自分が他の人にうつしてしまうリスクも減らすことができるでしょう。たくさんのメリットがあるオンライン診療は今の時代だからこそ、より注目を浴びています。また、近頃ではこのシステムを導入する病院も増えてきており、より身近な診察スタイルになりつつあるのではないでしょうか。
すべての症状に対応しているわけではないので注意しよう
映像と音声を使ってオンライン診療は行われますが、そこから伝わる情報がすべてとなります。通常病院で診察をする場合は、直接患部を診て症状を確認する作業がありますが、オンライン診療ではそれができません。医師は画面から伝わる情報と問診から判断をし、処方箋をだします。
この処方箋も直接病院で受け取るのではなく、送料は別途掛かってしまいますが自宅に郵送で送ってもらうことができるので大変便利です。診察から処方箋受け取りまで無駄な時間を省くことができるので安心です。
ただし、これはあくまで軽い症状の場合や、これまで通院してきたがオンライン診療に切り替えたいという場合におすすめであり、どんな症状でも利用するのがよいというわけではありません。対面治療と上手く使い分ける工夫が必要なのではないでしょうか。
今後ますます需要が高まるこの診察スタイルですが、利用の仕方も分かりやすいところが大変多くなっています。やはり高齢者など利用することを想定し、よりわかりやすく丁寧な操作の仕方に日々進化しています。費用面でも対面診療とそこまで大きな差がなければ選びやすいですよね。厚生労働省のホームページではオンライン診療に対応している医療機関のリストも都道府県別に公開されているので気になる方はぜひ参考にしてみましょう。
できるだけ人との距離を取らなければいけない新しい生活様式の中で、オンライン診療は大変注目されています。直接病院を訪れなくても自宅で受診できるので、まさに今の生活様式にぴったりの診察スタイルです。気になる料金も、対面での診察のときと大きな差がないのも魅力の一つではないでしょうか。
最近ではこのシステムを導入している病院が増えてきていますが、急激に需要が高まったため現在導入を検討している、あるいはまだ導入していない病院も多くあります。気になる場合は掛かりつけの病院でシステムを導入しているのか確認してみましょう。